地域で「生きた社会実験を始める」ということ

「地域の交通やモビリティのことの研究をしてナリワイをつくる」

これが、私が西粟倉ローカルライフラボに所属し、地域おこし協力隊としての活動ミッションです。

地域おこし協力隊とは何かについては、白書の「地域おこし協力隊とモビリティ」で詳しく記す予定にしていますが、大都市圏から地域への移住者を対象に、住民票を移した自治体で行う地域への活動に対して最大3年間お金をもらえるという総務省の制度です。

私は、東京都大田区から2018年春にこの西粟倉村に来ました。

村に来たきっかけは、いろいろあります。もちろん、人の縁も大きかったです。

決め手は、「自分自身で生きた社会実験をやってみたい」ということでした。

地域の交通やモビリティの研究といっても、社会調査をもとにした経験は数多くあれど、実は地域のモビリティの調査研究はほとんどやったことがありませんでした。

マイカーに乗れない人を中心に移動に困っている人が多い、というのなら、自分自身がマイカーなしで生活してみよう。

この人口1500人弱の村で。

いちおう家族(妻と二人ですが)の同意が図られたので、引っ越しの時には車を買わずに、クロスバイクを2台買って、それで暮らしてみるということを始めました。

ちなみにですが、実はペーパードライバーなんじゃないか?とかクルマに乗っているところが想像できない、って今でもよく言われるのですが、実際は決してそんなことはありません。

大学時代はよく友人とドライブに行ってましたし、地方の出張の時も空港でレンタカーを借りて目的地まで行くことはしばしば。

確かにこれまでにマイカーを持ったことはないですが、むしろレンタカー会社ごとの違いは一般の人よりも詳しいかもしれません。(このあたりもどこかで紹介しようかなぁ)

ちなみに、昨年1年間マイカーなしで生活した社会実験の結果は、

2019年3月の西粟倉村での地域おこし協力隊研修にて発表をしました。

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